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アンティーク アールヌーヴォー 1910年頃 ポール・ニコラス クレマチス エッチングカメオ 1灯シャンデリア lu-38
アンティーク アールヌーヴォー 1910年頃 ポール・ニコラス クレマチス エッチングカメオ 1灯シャンデリア lu-38
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アンティーク アールヌーヴォー 1910年頃 ポール・ニコラス クレマチス エッチングカメオ 1灯シャンデリア lu-38
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Paul Nicolas Chandelier

アールヌーヴォー期 1910年頃、ポール・ニコラス(仏)のクレマチスをモチーフにしたエッチングカメオガラスの1灯吊りです。 妖憐な深い赤のクレマチス模様がカメオ技法で濃淡によって遠近感を表現しています。 ニコラスの作品は、とにかく高品質でエッチングカメオのエッジ処理がとても丁寧に施されており全体の表情に優しさ感じます。 ガレの弟子の中で彼がどれだけ重要な役割をしていたかが覗えるアールヌーヴォー過度期の作品ですね。


カテゴリー: 1灯シャンデリア
制作期: 1910年頃
製法: エッチングカメオ(腐食ガラス、アシッドヴェール)、ブロンズ
サイズ: 高さ65cm(鎖で調整可) 直径35cm
重量: 約3kg

電配線は、日本仕様に交換済みです。電球口金は、B22Dをお買い求め下さい。


他の画像は春日々和(オーナーブログ)でご覧頂けますと光栄です。


Paul Nicolas
(ポール・ニコラス 生没 1875〜1952年 フランス・ラベル 〜 ナンシー)

ポール・ニコラスは1893年よりエミール・ガレの工場にガラス装飾技師として働きはじめた。 当時、ガレと協作することが多かった工芸家ルイ・ヘストー(Louis Hestaux) の監督下、その仕事に携わることが多かったおかげで、ガレ工場でガラス作成に必要な技術全般を身につけて、ガレに絶対的な信頼を得ていた。 特に重要な役割だったのが、彼の秀でた植物学の知識により、ガラスに描かれる草花の構成を全任されていたことである。 1900年パリ万国博覧会においては、ガレ装飾展示場の大部分をニコラスが監督している。
第一次世界大戦後、ガレの工場を辞めて、いくつかのガラス工場(ポール・メルシー、ウェジェーヌ・ウィンデック、ユナイテッド・エングレバー協会など)を点々とした。 その時より使われていたサインが、D’Argental 、 L’Art Verrier など。 1923年、自身の工場をナンシーで開業して、ガラス工芸家としての生涯を終えるまで最高15人の雇用者が存在していた。 1925,1936、1937年の博覧会で受賞して、40年以上務めたガラス工芸家を讃える功労賞も受賞している。 ちなみに、ポール・ニコラスは1901年にエコールド・ナンシー(ナンシー派)に登録している。

初期の作風はアールヌーヴォーそのものであり、当時は師ガレの模倣と見なされ評論家に酷評されることもあった。 近年になってアールヌーヴォー期ガラス芸術史の研究が進むと、彼のガレ工場での功績が評価されるようになった。 アールデコ期の全盛はクリスタルガラスなどの作品も数多く手掛けている。 近年の市場では、ガレと同等価格の扱いを受けるものも見かけるようになったし、ガレの独立していった弟子の中でも作品のクォリティーは群を抜いていると断言してもいい。 未だ日本では、紹介される機会が殆ど無かった作家なので、アールヌーヴォー愛好家には是非覚えておいてほしい。