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1870 Lenzkirch Blackforest Vienna Clock
1870年代 レンツキルヒ社ヴィエナクロック ブラックフォレスト様式 果物リーフの彫刻 vcl6
0円(税抜)
SOLD OUT
1870年代 レンツキルヒ社ヴィエナクロック ブラックフォレスト様式 果物リーフの彫刻 vcl6
0円(税抜)
1870 Lenzkirch Blackforest Vienna Clock

レンツキルヒ社製ブラックフォレスト様式のヴィエナクロック。
木匠の彫刻が端正且つ洗練されたデザインに仕上げられています。
中世より親しまれてきた伝統的なジャーマンゴシックの名残と、当時のドイツで隆盛の最中であったユーゲントシュティール(jugendstil ドイツ語圏の世紀末美術のこと。フランスのアールヌーボーとほぼ同意)2つの様式の影響が伺える過渡期の作品です。
全長80cmと中振りなサイズです。 あえて小型化を最優先の設計とするために、スプリングドライブ(ゼンマイ式)のアラームを排除して、外装の彫刻には華美な造形を施すという、上位のブラックフォレスト様式に多く見られる一振りに仕上げられています。
アラームが無い分、構造がシンプルになり、動力部に大きなゼンマイを使用していますので、耐久性・安定性・パワーチャージなのが大きな特徴です。1回の巻き上げで3〜4週間作動します。
上質でずっしりと目の詰まったハードウォルナットを使用しており、アーツアンドクラフトを主流としていたレンツキルヒ時計らしさを象徴する最高級ヴィエナクロックです。
是非この機会にヴィエンナクロックの世界へお越し下さい。

他の画像は春日々和(オーナーブログ)でご覧頂けますと光栄です。


カテゴリー: レンツキルヒ ヴィエナクロック
制作期: 1870年頃
シリアル(機械に刻印): 20万番台
製法: 琺瑯文字盤、木製ケースはオールナット、スプリングドライブ
サイズ: 縦80cm×幅33cm×奥行き12cm


※ 本品をお買いあげの際には、弊店の保証約款上、分解掃除ののちお渡しとなります。施工完了まで1〜2ヶ月お待ち頂くことになりますので何卒ご了承下さい。なお、ご購入日より1年間が動作保証の対象となります。


【Lenzkirch レンツキルヒ 1849年〜1932年 レンツキルヒ】

レンツキルヒ社は当時、信頼性が低かったブラックフォレスト時計の精度を飛躍させた時計工房です。 創設者Eduard Hauser (エドワード・ハウザー)と、パートナーのイグナス・ショパーレ、ハウザーの息子達の努力によって最高峰の時計を作り出す工房となりました。
エドワード・ハウザーは元々腕の良いオルゴール職人でした。フランス、スイス、イギリスを渡り歩き機械式時計の製作技術を学びとりました。 1849年、ブラックフォレスト地方(バーデン=ヴュルテンベルク州シュヴァルツヴァルト)の小さな町レンツキルヒ(Lenzkirch)でイグナス・ショパーレと共に小さな工房を設立。現在は、時計が特産品として知られるブラックフォレストでレンツキルヒ社は最も古い歴史を持っているメーカーでした。
レンツキルヒは設立初期、ある大きな問題を抱えていました。 時計の心臓部となるムーブメントを作るだけの工房で、19世紀中期、それまで作られていた木製ケースの時計というのは、心臓部となる機械を作るメーカーが、木製ケースを作るメーカーから在庫にあるものだけを買い取って組み合わせるというようなパートナーシップが形成されない製造方法でした。当然、木製ケースの意匠が機械メーカの望むものにならず、ちぐはぐな時計しか作れない時代でした。
1850年中期、資金難で破綻寸前の危機に晒されることもありましたが、「時計のあらゆる部品は、時計メーカーが全て作らなければならない。組み立てから正確に時を刻むことができる調整までを一貫できる組織作りを。」 という創業者ハウザーの信念のもと、会社は徐々に大きくなっていきました。
1860年、ヴィリンゲンの世界産業展で金賞、その翌年1861年のカールスルーハ世界産業展で金賞を受賞しました。 その後、レンツキルヒ社は世界最高峰の時計を作り出す工房として君臨しました。
1932年、世界恐慌が原因でユンハンス社に吸収され全ての建物と著作の全権利を売り渡しました。


【レンツキルヒ社製シリアルの読み方】
シリアルシリアル
18514,6001880500,000
185521,0001885655,000
186031,8001890700,000
1865 40,0001895810,000
1870165,00019001,000,000
1875227,00019281,600,000



【レンツキルヒの特徴】
レンツキルヒが市場に出回る時は、とにかく秀逸な作品が多く、安心して仕入れを決められます。 シンプルな木匠に注目が集まりがちですが、細部に至るまでのクォリティーが真面目で、絶対に妥協しないという物作りへの拘りを感じます。 100年以上経っても木部に反りが見られないというような、重量のある目の詰まった上質な木材(オーク、ウォールナット)を使用していることが伺えます。 グスタフベッカーを男性にたとえると、レンツキルヒは女性。 同社の時計はアールヌーボー期〜アールデコ期を象徴するように曲線的な柔らかいシンプルなデザインで、主流として木製ケースの彫刻に繊細な草花をあしらった作品を多く残しています。 男性のみならず、女性層のコレクターに根強い人気を誇っています。

レンツキルヒについては、弊社サイトでも紹介しています。(クリック)