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ルネ・ラリック オルセー社パウダーケース Trois Figurines 1912年 アールデコ期
ルネ・ラリック オルセー社パウダーケース Trois Figurines 1912年 アールデコ期
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ルネ・ラリック オルセー社パウダーケース Trois Figurines 1912年 アールデコ期
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1912's Rene Lalique D'Orsay Powder Case "Trois Figurines"
”Trois Figurines”「3人の裸婦」 ルネ・ラリックが香水メーカーのオルセー(D’ORSAY)のためにデザインしたラリック初期(1912年)の作品です。サテンの艶消しガラスの蓋に3人の裸婦がダンスをしている姿がモールドされています。ラリックらしさが際立つ一品です。 蓋にはD’ORSAYと裏底にR. LALIQUEの刻印。MARCILHACカタログの968ページに載っています。 香水メーカー品で“R.LALIQUE”の刻印が入った初期品は貴重です。

作者: ルネ・ラリック
蓋にはD’ORSAYサイン(プレス成型)  裏底にR. LALIQUEサイン(プレス成型)
制作期: 1927年
製法: プレス成型、サテン
コンディション: 本体の側面に1cmくらいの引っ掻き傷が見えますが、鋳型にもともと付いていた窯傷のようです。欠けヒビありません。
サイズ(最大寸): 直径95mm、高さ38mm


Rene Laliqu ルネ・ラリック 1860-1945年 フランス・シャンパーニュ地方
彼の人生は大きく分けて2期に分かれます。初期(アールヌーボー期)は宝飾デザイナーとして、後期(アールデコ期)はガラス工芸家として、そのどちらにおいても一世風靡し、世界に轟く名声を獲得しました。若干22歳で、オーコック、カルティエ社などの宝飾デザインを手がけ、1900年(40歳)のパリ万博では、名実ともにアール・ヌーヴォーの宝飾作家として不動の地位を築き上げます。 1907年に香水瓶のラベルデザインがきっかけとなってガラス制作の分野に活動範囲を広げました。1925年のパリ万博においては、 押しも押されぬガラスの大家となり、 自らの名の付いたパビリオン「ルネ・ラリック館」、巨大な噴水「フランスの水源」などを手がけました。 それ以後、1932年には、日本の旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)の正面玄関扉などを制作し、1938年には、英国女王がパリを正式訪問する際の贈り物として、ラリックの作品が使われるなど活躍を続け、1945年に85歳の生涯を終えるまでに、5000種類以上の作品を制作しました。