1920s Susie Cooper “Gilt Edge” Art Deco Plate along Gray's
ギルトエッジは「金彩の縁」という意味です。グレイ社に在籍していたスージーがデザインを担当し、墨吹きしたベースにハンドペイントで大小の花が手書きされているフラワーモチーフです。中東のラスター彩と日本の伊万里焼の絵付けをイメージして作られているそうです。ギルトエッジは、英国女性の富裕層で瞬く間に人気となりましたが、程なくしてグレイ社を退社し独立したため、シリーズ化された作品としては種類は少なめです。グレイ社にいた頃のスージーの作品は希少性が高まってきていますのでお見逃し無く！

カテゴリー：　スージークーパー
作成年代：　１９２０年代
製法：　アースンウェア
原産国：　英国
コンディション：　割れ・欠け・罅などのダメージは無く良好の範囲だと思います。カンニュウは殆ど見当たりません。
サイズ：　最大幅３６．０ｃｍ


Susie Cooper スージー・クーパー（英国の陶器デザイナー　生没1902〜1995年）
スージー・クーパーは英国の食器デザイナーです。 60年以上もの間デザインを続け、英国の20世紀を代表する女性デザイナーと言われています。
とくにスージーのデザインに代表される1930年以降の「フローラルデザイン」は、当時のアールデコ芸術の風潮で描かれた可愛らしくも可憐な動植物たちでした。
1995年、日本である一冊の本が発売されました。 「スージー・クーパーのある暮らし」という本です。 この本が大ブレイクし、瞬く間に日本でのスージークーパーの人気が急上昇したのです。 この年、スージーが他界したことも重なって、英国では、いままで「ヴィンテージ雑貨等」でしかなかったスージークーパーの価値が再評価され、マーケットは急上昇し価格が高騰化ました。 この時スージークーパーの作品は「アンティーク」になったのです。 加えてスージー・クーパーの価値を押し上げたのは、英国のコレクターではなくて日本のファンであったことは非常に特殊なケースなのです。
日本人の心を射止めたスージークーパーの食器たち・・ 何故か不思議と昔の懐かしい雰囲気がするのです。