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"Lulli"はバカラの腐食技法の中でも古いモデルで、名前の由来はParisのRichelieu通に平行してある小さな道、 もしくは”Giovanni Battista Lulli”(フランス盛期バロック音楽の作曲家) のどちらの由来かは判りませんが、優雅なアラベスク様式のデザインです。 ステムの無い下部三段のデザインがポイントです。底部にエッチングマークありますので、1930年頃の製造と思われます。
カテゴリー: ゴブレット
制作期: 1930年頃
原産: バカラ(フランス・ローレーヌ地方)
製法: クリスタルガラス、腐食
サイズ: 高さ7.0cm 口縁の直径5.9cm
1823年、フランス国王ルイ18世がグラスセットを注文をしたのをはじめ、バカラ製品は国王、皇帝(ナポレオン三世)、大統領らに愛用された。1867年と、1878年のパリ万国博覧会ではグランプリを受賞した。
20世紀に入り、バカラの創造の幅を広げたのが若手デザイナー、ジョルジュ・シュヴァリエ。アール・デコの美しく洗練されたラインを取り入れ、今に続く、動物彫刻の作品を制作。クリスタルアートの新しい分野を確立した。
以後、「最良の素材、最高の技術、そしてそれを受け継ぐこと」をモットーに「王者のクリスタル」と呼ばれる。バカラのクリスタルが一つの形となるまでには50‐60の過程を経て、その中にはフランスで最優秀の職人のみに与えられるM.O.F.の称号を持つものも含まれる。