アンティーク 1920年代 ミュラー兄弟 4灯シャンデリア ロートアイアン アールデコ様式 lu-55
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1920年頃、ミュラー兄弟(仏)の4灯シャンデリアです。 直線と弧線を鍛鉄フレームでバランスよく組み合わせることでアールデコ様式がよく表現されています。 ガラス技法は、パート・ド・ヴェールのパチネ技法(古色)でミュラー兄弟には珍しい組み合わせとなっています。 洗練されたデザイン住宅にお薦めしたい素敵な一振りです。
カテゴリー: 4灯シャンデリア
制作期: 1920年頃
製法: パート・ド・ヴェール(練硝子)、ロートアイアン(鍛鉄)
サイズ: 高さ80cm、幅60cm
重量: 約12kg
電配線は、日本仕様に交換済みです。電球口金は、E14をお買い求め下さい。
(ミュラー兄弟 1895〜1936年 フランス・リュネヴィーユ)
ミュラー兄弟は、9人の息子と1人の娘の10人兄妹でした。 彼らは元々から、フランスのモーゼル地方のガラス工芸の家に生まれた生え抜きの職人でした。 しかし普仏戦争(1870〜1871年)で疎開し、その後、10人中5人がエミール・ガレの工房で働き、ガレの技法や作品の様式を学びとりました。 そして三男のアンリが独立し、リュネヴィーユに工房を開きました。 そののち、他の兄弟達も次々と工房に帰還し、一家一団となって工房を経営するようになりました。
ミュラー兄弟のガラス技法は、師匠であるエミール・ガレの精神を受け継いで、カメオグラスやカボッションがあり、古典的なパート・ド・ヴェール、そしてもっとも特殊な技法は、弗素ヴラヴィール技法と呼ばれるものでした。 1906年には、長兄デジレと三男アンリが、ベルギー最大のガラス工場ヴァル・サン・ランベールに招かれ、実に411種類ものデザインを残したといいます。同工房は、アールデコ期を経て、1936年まで制作を続けました。ミュラー兄弟の作品には、各種のサインがあります。