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レオナール・フジタ 藤田嗣治 夢 Le Rêve 1948年 スピッツァー版
レオナール・フジタ 藤田嗣治 夢 Le Rêve 1948年 スピッツァー版
4,800,000円(税込5,280,000円)
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レオナール・フジタ 藤田嗣治 夢 Le Rêve 1948年 スピッツァー版
4,800,000円(税込5,280,000円)
1948 Leonard Foujita "Le Rêve" by GUY SPITZER, Heliogravure, Eau-forte
1948年製作、藤田嗣治(レオナール・フジタ)の “Le Rêve”(夢)で、最高の評価を得ているスピッツアー版のリトグラフです。 繊細な描写によって美しい女性の肌が表現されています。覗き込む動物の表情も可愛らしい作品です。

当時、ナチスから逃げるようにして日本に帰国していたフジタは、陸軍軍医総監だった父のしがらみで、なかば強制的に陸軍美術協会理事長に就任させられて戦争画を描いていました。 戦後、それが元でGHQに戦犯扱いで追われる身となり、逃げるようにして、またパリに渡ったそうです。 傷心のフジタがフランスに戻った時には、すでに多くの親友の画家たちがこの世を去るか亡命しており、マスコミからも「亡霊」呼ばわりされるという有様でした。 そのような中で再会を果たしたピカソとの交友は晩年まで続きました。
そのピカソの紹介で画商スピッツァーに出会い、1947年の『夢』モノトーン版の翌年1948年に、あらためて原画を描き起こして刷られたのがこの『夢』スピッツァー版です。
エリオグラヴュールは、すべてが手仕事で、銅版を酸にさらす時間の調整や表面に塗ったゼラチンの取り扱いに非常な熟練を要します。 また多色刷りができないため、より美しく自然な仕上がりとなるように、酸で腐食させたあとの版にメゾティント、アクアティント、エッチング、エングレーヴィング等で手を加えて完成するといった、とても複雑で高難度な技術で原画により近いインパクトを与えています。
1947年版と1948年版では、よく見比べると、動物たちの構図や種類が違うのが大きな特徴です。 コレクターからはフジタの傑作とされる代表的な作品の一つです。

制作期: 1948年 カタログ・レゾネ:No.47-19
原作者: 藤田嗣治(レオナール・フジタ)
製法: エリオグラヴュール(ヘリオグラビュール)
部数: 250部(レゾネ記載により)
サイン: 作品右下に自筆サイン
作品サイズ: 高さ50.0 幅60.5cm
額装サイズ: 高さ75.0cm 幅85.0cm
備考: 額装のうち、額縁とガラスは弊社によるものです。(ラーソンジュール社ハンドメイド) それ以外(バックボード、マスク)は当時のままのオリジナルです。

Leonard Foujita(レオナール・フジタ)
藤田嗣治(ふじたつぐはる) 1886 ~ 1968年

二度目の渡仏で洗礼を受けて同時に帰化しフランスの土に還ったフジタの人生は奇想天外そのもの。東洋人の絵描きとして名を売ろうと、シマシマの囚人服を着て、晴れの日に和傘を広げ、髪をおかっぱ頭に刈り上げて、パリの街を歩く姿は一際目立つ存在だったそうです。着る服の殆どは自らミシンを踏み縫っており、画家として食えない時代は縫い子(衣服を縫う下請け業)をしていたほどの腕前でした。こうして自身をプロデュースして、借り物の器には入ろうとはせず唯一無二の存在として、ひたすら前を向いて生き続けた彼の人生観も大好きです。個人として尊敬します。憧れの人なのです😘

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