アンティーク 1810年代 スポード社 カップ咲き薔薇模様 ティーカップ+コーヒーカップ+ソーサー トリオ spode-2
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1810 British Spode teacup & coffeecup & saucer TRIO
1815〜1825年年製造、英国スポード社のティーカップ&珈琲カップ&ソーサーのトリオになります。 珈琲、紅茶どちらでもご使用いただける珍しいセットです。 カップ咲きの薔薇と金彩が素敵な一品です。
ファインボーンチャイナの完成と銅版転写による下絵付け技法において英国陶磁器界にたいへんな功績を残したSPODE社は19世紀初めに英国王室御用達の栄誉を得ました。
カテゴリー: スポード社磁器
作成年代: 1815〜1825年
原産国: スポード社 英国
珈琲カップ 高さ(飲み口まで)6.6cm カップ直径7.6cm
ティーカップ 高さ(飲み口まで)4.9cm カップ直径9.8cm
ソーサー直径15.5cm
SPODE
(スポード社 1770年〜 )イギリスの陶磁器メーカーで英国4大名窯の一つ。 1770年、陶芸家のジョサイヤ・スポードによって創業。焼き物の町として知られるストーク・オン・トレントに開設した陶器工場が始まり。 1778年スポード1世は、息子のスポード2世にロンドンのショウルームを開設させる。 2世は7歳のときから陶器を作り始めたといわれる。 14年後の1784年に初代スポードは銅版転写技術による下絵付け技法を開発した。 18世紀末(1799年という説あり)、材料の組成や焼成技術に改良を重ね、当時は未完成だったボーンチャイナを完成させる。カオリン、クレイ、岩石を混ぜ合わせて作るハードペーストで磁器よりも高強度でかつ簡単に製造できる。 また、白く透きとおった美しいのが特徴。 さらに陶器と磁器の両方の長所を持つストーン・ウェアの開発にも成功。 これにより1806年、ジョージ4世(当時はまだ皇太子ウェールズ)より英国王室御用達としてロイヤル・ウォラント(王室委任状)の称号を授かった。 1833年、 スポード3世の時、ロンドン市長を務めた事業家のウィリアム・テイラー・コープランド、トーマス・ガ−レットらに実質上買収される。 その後、販路の拡大に成功し、イギリスの代表的メーカーのひとつに成長。 1842年、ボーン・チャイナと同じ焼成方法の磁器で、骨灰を50パーセント以上含んだ組成のファインチャイナの製造に成功。 1847年、W. T. コープランドが、正式にオーナーとなる。 1867年、W. T. コープランドの4人の息子がパートナーとなった後、社名を W.T. Copeland & Sons.と改名。 1970年、会社の名前を、Spode Ltd.に復刻。 現在は、ロイヤルウースタースポード(Royal Worcester Spode Ltd. )の所有するブランドのひとつとなっている。 初代スポードが開発した銅版転写技術を現在でも堪能できるのが、1816年に発表された「ブルーイタリアン」である。 古代ローマをモチーフに描いた図案は200年近くもスポードの定番品として世界中で愛されている。