1880年頃 ハンブルクアメリカン社 デルフト陶器の置時計 アンティーククロック mcj-3
230,000円(税込253,000円)
19th century Hamburg American Company Delft porcelain clock
19世紀、ハンブルク・アメリカン社がアンティークデルフト陶器に時計を仕込んだ置き時計です。 アンティークデルフトの場合、マヨリカ焼きと同様に、『スズ釉薬』を用いていた19世紀以前が上品とされています。 スズ釉薬を上掛けして焼成することで、磁器のように硬質な表面を形成し、デルフト特有の深みのある白と鮮やかな青発色を表現することを可能にしていました。
現在のデルフト陶器は、お土産品レベルに衰退してしまって、手間と費用がかかるスズ釉薬を使用することが殆ど無いので、独特の美しい白と青のコントラストを感じられないのが残念です。 っと言いながら、A&Oも最近になってアンティークデルフトの良さがしみじみわってきたんですよね〜( ・ω・)カワイイ
カテゴリー: ハンブルクアメリカン社デルフトクロック
制作期: 1880年頃
製法: 陶器、機械式時計
サイズ: 高さ36cm 幅21cm
※ 本品をお買いあげの際には、弊店の保証約款上、分解掃除ののちお渡しとなります。施工完了まで1〜2ヶ月お待ち頂くことになりますので何卒ご了承下さい。なお、ご購入日より1年間が動作保証の対象となります。
Hamburg American Company ハンブルク・アメリカン社
略称: HAC (ドイツ語圏での正式名: Hamberg Amerikanische Uhrenfabrik)
1883年代〜1930年
ユンハンス社の創業者エアハルト・ユンハンス(Erhard Junghans 1823–1876)が1876年に亡くなると、法定上で認められていた彼の未亡人の息子であり、ユンハンス社のビジネスマネージャーを務めていたポール・ランデンバーガー(Paul Landenburger)が独立して自身の会社を設立。 当初はランデンバーガー&ラング(Landenburger & Lang)と名乗っていました。
1883年、世間に広く知られることとなった"ハンブル・クアメリカン・ウァーレンファブリック(Hamburg Amerikanische Uhrenfabrik)に社名を変更。 会社のトレードマークは様々なものを使っていますが、最もよく知られているマークが2本の矢が交差したシンボルになります。(左参照)
創業者ポールがユンハンスで輸出担当だったというキャリアもあって、製造された時計の殆どはアメリカ向けの輸出品でした。 そのため、アメリカや英語圏ではハンブルク・アメリカン・カンパニーの名で通っています。
初期はユンハンス同様のレギュレイタークロック製造、ドレスデンの磁器メーカーと共同したポーセリンクロック製造が中心。 1900年前までは極少量で質の良い分銅引きのヴィエナクロックも確認されているのでハイグレードラインが存在していたと思われます。 後期になると、目覚まし時計・置き時計などの小品や計器・用具など多岐多種に渡っています。
ご多分に漏れず、他メーカー同様に世界恐慌の煽りを受けて、1930年頃に結局はユンハンス社と合併しています。
ハンブルク・アメリカンの特徴
1900年前までのヴィエナクロックとレギュレータークロックはとても良質で、19世紀末のユーゲントシュテイル(ドイツ19世紀末で流行した美術様式、アールヌーヴォーとほぼ同意)を想わせる柔らかい曲線が特徴的なケースデザインが生産されました。 その中でも初期の漆黒ケースは特筆されますが、市場に出回ることはとても希で人気も高いです。 1910年以降、オイルランプの形をした『火時計』トレードマークのものは下級品レベルで美観も落ちていますので、ヴィエナクロックをお求めの方は収集の対象になることはないと思われます。 1900年までのレギュレータークロックなら、ユンハンスのムーブメントを継承しているものが多くタフで動力も安定しています。 出物であれば、中堅〜下上級のメーカーです。
この商品を購入する
19世紀、ハンブルク・アメリカン社がアンティークデルフト陶器に時計を仕込んだ置き時計です。 アンティークデルフトの場合、マヨリカ焼きと同様に、『スズ釉薬』を用いていた19世紀以前が上品とされています。 スズ釉薬を上掛けして焼成することで、磁器のように硬質な表面を形成し、デルフト特有の深みのある白と鮮やかな青発色を表現することを可能にしていました。
現在のデルフト陶器は、お土産品レベルに衰退してしまって、手間と費用がかかるスズ釉薬を使用することが殆ど無いので、独特の美しい白と青のコントラストを感じられないのが残念です。 っと言いながら、A&Oも最近になってアンティークデルフトの良さがしみじみわってきたんですよね〜( ・ω・)カワイイ
カテゴリー: ハンブルクアメリカン社デルフトクロック
制作期: 1880年頃
製法: 陶器、機械式時計
サイズ: 高さ36cm 幅21cm
※ 本品をお買いあげの際には、弊店の保証約款上、分解掃除ののちお渡しとなります。施工完了まで1〜2ヶ月お待ち頂くことになりますので何卒ご了承下さい。なお、ご購入日より1年間が動作保証の対象となります。
Hamburg American Company ハンブルク・アメリカン社
略称: HAC (ドイツ語圏での正式名: Hamberg Amerikanische Uhrenfabrik)
1883年代〜1930年
ユンハンス社の創業者エアハルト・ユンハンス(Erhard Junghans 1823–1876)が1876年に亡くなると、法定上で認められていた彼の未亡人の息子であり、ユンハンス社のビジネスマネージャーを務めていたポール・ランデンバーガー(Paul Landenburger)が独立して自身の会社を設立。 当初はランデンバーガー&ラング(Landenburger & Lang)と名乗っていました。
1883年、世間に広く知られることとなった"ハンブル・クアメリカン・ウァーレンファブリック(Hamburg Amerikanische Uhrenfabrik)に社名を変更。 会社のトレードマークは様々なものを使っていますが、最もよく知られているマークが2本の矢が交差したシンボルになります。(左参照)
創業者ポールがユンハンスで輸出担当だったというキャリアもあって、製造された時計の殆どはアメリカ向けの輸出品でした。 そのため、アメリカや英語圏ではハンブルク・アメリカン・カンパニーの名で通っています。
初期はユンハンス同様のレギュレイタークロック製造、ドレスデンの磁器メーカーと共同したポーセリンクロック製造が中心。 1900年前までは極少量で質の良い分銅引きのヴィエナクロックも確認されているのでハイグレードラインが存在していたと思われます。 後期になると、目覚まし時計・置き時計などの小品や計器・用具など多岐多種に渡っています。
ご多分に漏れず、他メーカー同様に世界恐慌の煽りを受けて、1930年頃に結局はユンハンス社と合併しています。
ハンブルク・アメリカンの特徴
1900年前までのヴィエナクロックとレギュレータークロックはとても良質で、19世紀末のユーゲントシュテイル(ドイツ19世紀末で流行した美術様式、アールヌーヴォーとほぼ同意)を想わせる柔らかい曲線が特徴的なケースデザインが生産されました。 その中でも初期の漆黒ケースは特筆されますが、市場に出回ることはとても希で人気も高いです。 1910年以降、オイルランプの形をした『火時計』トレードマークのものは下級品レベルで美観も落ちていますので、ヴィエナクロックをお求めの方は収集の対象になることはないと思われます。 1900年までのレギュレータークロックなら、ユンハンスのムーブメントを継承しているものが多くタフで動力も安定しています。 出物であれば、中堅〜下上級のメーカーです。