1940年代 ウェンディ・ボストン社(英) テディベア 35cm tb-13
60,000円(税込66,000円)
この織りラベルが同社最古期になりますので、ウエンディ・ボストンが1948年にクリックハウエル工場に移転した直後のベアです。ウェンディの女性としての優しい感性豊かなアイデアがよく感じられる同社最高期・最古期のベアですね。顔つき特に鼻面は、当時のシュタイフ社の影響を受けています。基本的な全体型は、戦後の物資不足を物語るかのように、フラシ天を節約するため、ジョイント無しの子を多く製造しています。
近年では、1987年に、ハウス・オブ・ニスベット社がウェンデ・ボストンの残していたモヘアを利用してレプリカを製造しています。
里親希望のお客様を心よりお待ち申し上げます。。
制作期: 1930年代
製法: モヘア、ジョイント無し
コンディション: 良好です。モヘア99%維持
サイズ: 身長35cm
(正式名: ウエンディー・ボストン・クリックハウエル・リミテッド・LTD. 1945年〜1976年)
1941年の第二次世界大戦中、ウエンディ・ウィリアムズはロンドン大空襲を避け、疎開先のウェールズ南部のクリックハウエルで乏しい材料を集めてぬいぐるみを作った。 1945年、夫のケン・ウィリアムが兵役を終えて妻ウェンディのもとに戻ってくると、疎開先のウェールズに夫婦ふたりで、ぬいぐるみ会社ウエンディー・ボストン・クリックハウエル・リミテッドを設立した。 同社は、従業員3人の小さな店から始まった。 1948年には、クリックハウエルとアバゲヴェニーの大きな工場に移転した。 モヘアも良質なものを得るため、ノートン・リミテッドから仕入れるようになった。 この時、ふたりは安全なプラスティック製の固定ネジの目を開発、1954年には洗えるテディベアを発表し、縫いぐるみ業界に旋風を巻き起こした。
1960年に、社名はウェンデ・ボストン・プレイセイフ・トイズになり、1962年には従業員が100人を超える企業に成長し、イギリスの縫いぐるみ製品輸出量の4分の1を占めるまでになった。
1968年、同社は業績不振でデニス・フィッシャー・トイズ(のちのパリトイ)に吸収されるが、1976年に工場は閉められた。 以上