1960s NOUVELLE LEMANIA 2 Register Chronograph Cal.1270
ヌーベル・レマニアの2レジスターのクロノグラフです。搭載されているCal.1270は、カム式の採用によりメンテナンス性を高めて、f=18000A/hは当時としては最高位のハイビート、38時間を可能にしたパワーリザーブ、キフショックを備えない独自設計により正姿勢での日差低減を追求したミリタリーライクなキャリバーです。
1270は自社ケースを纏った個体が少ないので、内需用よりもエボーシュ（供給用）でレマニアの歴史の中では隠れた存在です。ケース保護の目的でビッグベゼルを採用しての38mmは、当時としては大型クロノグラフです。
裏蓋のACIER INOXYDABLEは、フランス語で”ステンレス製”という意味です。スイスは公用語が無いので、隣国のドイツ語かフランス語を使用しています。レマニア創設者のアルフレッド・ルグリン（1858-1920）はジャガー・ルクルトで修業したジュウ渓谷出身者です。よって使用語はフランスです。

カテゴリー：　ヌーベル・レマニア社クロノグラフ
制作期：　1960年代
製法：　Cal.1270、ステンレス、手巻き、17石
サイズ： 直径38mm（竜頭を含まず）
コンディション：　ダイヤル全体の焼けは少なめ。英数字インデックスとペンシル針の夜光はアフターペイントのようで未だ光ります。ステンレスケースは再研磨で傷が殆ど消されていますが肉痩せは少なめです。
備考：　社外製NATOバンドを1本お付けします。

※ 本品をお買いあげの際には、弊店の保証約款上、分解掃除ののちお渡しとなります。施工完了まで１〜２ヶ月お待ち頂くことになりますので何卒ご了承下さい。なお、ご購入日より１年間が動作保証の対象となります。